○焼きリンゴに
○お菓子、スパイスティー、カレーに
シナモンは、わが国で漢方薬として使われている桂皮のことで、クスノキ科の常緑高木の木の皮ですが、同じものを中国では肉桂と呼んでいます。
中国南部やインドシナ半島に自生しています。
日本で肉桂といえば、同類の植物の根で、ニッキと称されています。
シナモンと人との付き合いは古く、紀元前6世紀のごろに書かれた旧約聖書にすでに記載があり、中国では後漢時代に書かれた『神農本草経』という薬草の本に載っています。
日本には8世紀の前半に渡ってきて、正倉院に今も現物が残っているそうです。
漢方薬としてだけではなく、シナモンはカプチーノ、アップルパイ、シナモンロール、カレー粉、日本ではニッキ飴や八つ橋などに使われています。
辛味と甘みがあって身体を温める性質があります。
頭痛、のぼせ、発熱、身体の痛み、胃腸の機能改善、風邪ののひきはじめなどによく使われます。