○ご飯に炊き込んで
○シチュー、チャウダー、お粥、混ぜご飯に
ハトムギは、東南アジア原産のイネ科の1年草の種子で、7~8世紀には日本に薬として伝わっていました。
「ヨクイニン」という名前の漢方薬で、よく似たものに、ジュズダマがありますが、日本では、これを川穀といい、ハトムギとは区別しています。
東南アジアや中国には、ハトムギをおかゆにしたり、お米と一緒に炊いたりして食べている地域もあります。
成分はでんぷんが52%、たんぱく質18%、脂肪7%で、そのほかにもカンペステロール、スティグマステロール、抗腫瘍作用があるコンキセノライドなどが含まれています。
経験的に、いぼや水いぼ、ニキビなどに効果があることが知られており、美容目的で使われることも多い食品です。
身体をやや冷やす性質を持ち、甘みと淡味があります。
脾・胃・大腸・肝・腎・膀胱・小腸に作用しやすく、補脾利尿作用により水湿停留の痰・むくみ・下痢の改善が期待でき、体内の余分な水分を取り除きます。
気を補う働きもあります。